布団に半ば横になりながら、精神安定剤代わりのipodでR.E.MのNightswimmingを聞いていたとき。どういう訳か昨秋のとある晩をふと思い出した。夜中も2時過ぎに突然秋刀魚を三枚おろしにしだした事を。 秋刀魚はそのまま焼いて食べていた。それが例年の事。そう、この家には魚をさばいて食べるような人間はいないはずだったのだ。元々、前に親戚から30尾ほど送られてきていたものを食べきれずに悪くなりかけていたところだった。そこで、三枚おろしを家庭科の授業で一応マスターしていた僕はひらめいたのだった。しかし、その時点で午前二時過ぎ。それから数時間(初心者ゆえ)かけて朝までに10数尾全てをさばききった。勉強にも手がつかず僕は何かがやりたくて仕方がなかったのだ。「こんな時間に普通の家のキッチンで秋刀魚をさばいている奴なんてほとんどいないだろうなぁ。」さばきながらそう思うと余計にさばいている自分が滑稽に思えて思わずニヤリとしてしまったのを憶えている。そういえば夜中にこういう事をしたのは初めてではなかった。三色羊羹を作ったり、和菓子に挑戦したりもしたなぁ。自分でも何故だか分からないのだが、どういう訳かこういう時だけ無性にやる気が出る。いつもこうならいいのに。そう思いながら僕は他の話題に流れた。
Thursday, March 24
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