What Happened Today In My Diary

Thursday, June 16

 この蒸し暑い時期ゆえ髪を短く切った。するとどうだろう?少し世界が変わったような感じを受ける。爽やかで清々しい気持ちになった。最も簡単に出来る物理的リフレッシュだ。 昔、まだ歳が2桁にならない頃は、田舎に帰る度によくおじいちゃんに連れられて床屋に行ったものだ。そこが僕の行きつけだったのだが、なにせ、田舎に帰らないと髪が切れないという難点があったので、近頃はもう行っていない、古きよき思い出である。行けばかわいがってくれる店のおばちゃん2人とおねえさんがいて、小さな僕は高さをだすためのクッションを敷いた上に座る。すると必ず後ろの方の長いすにおじいちゃんが座って待っていて、僕はそれを正面の鏡越しにちょっと見るんだ。たまに居眠りをしていたりする。そんな普通のおじいちゃんを見るのが好きだった。今考えると幸せな時間だったと思う。 現在、僕の髪を切っているのは父である。素人ながらも頑張って毎回毎回腕を上げている。そんな父が髪を切ってくれている事も僕にとってはうれしい。 そこいらの駅でカットだけを短時間でやってくれるお店でも、街角のあの美容院でも、この幸せは得られない。無駄を削った合理的なものとは違う、高度な技術を売りにしているわけでもない、一種のローカルさの中にある何か、現代社会では減ってきてしまったものが僕に幸福感を与えてくれたのだろうと思う。 また久しぶりに田舎の床屋に行きたくなってきた。